仮にウイルスに感染しているパソコンとしていないパソコンがあったとして2台のパソコンを同時に外部モニターにHDMIとDVIで接続した場合、2台のパソコンはディスプレイを通して間接的に接続され、ウイルスに感染する可能性があるかまとめました。
最近は、リモートワークの普及により私用PCと会社PCで液晶ディスプレイに接続する場面も多くなっており、そのような心配をされる方が多いのではないかと思います。
ウイルスは保存領域がないと存在できない
まずウイルスというのは、一種のプログラムです。
分かり易くするためにかみ砕いていうと、エクセルやワードと言った皆さんが日頃使用しているソフトと同じものです。
そのようなプログラムを実行してしまうとウイルスが個人情報を外部に送信したり、ファイルを削除したりといった悪さをするわけです。
ウイルスというのはそのソフト(ファイル)を保存できる(記録できる)場所にしか存在できません。
外部モニターで保存領域があるものは、私が知る限りみたことはないです。
一般的なモニタではまず保存領域はないでしょう。
但し、USBハブ機能があるモニターに外付けハードディスク等を接続している場合は、直接外付けハードディスクを接続しているのと同じですので、ハードディスク内にウイルスが存在している場合は感染する可能性はあります。私用のPCを外部モニタと接続している場合で、USBハブとして利用している場合は、不用意な外付けハードディスク等を接続しないようにしましょう。
モニターはパソコンからの信号を表示しているだけ
モニターは、パソコンの信号を人間がみえるように視覚化しているだけです。
ケーブルも本体からモニタへの一方通行になります。HDMIの場合は、映像と音声をパソコンから外部ディスプレイに表示しているだけです。
モニターが繋がっているかどうかはパソコンの動作に全く関係ありません。
又、接続方式がHDMIとDVIだろうが、HDMIとDisplayportだろうが関係なく、モニターを介してウイルスが感染することはありません。
結論:モニターからはウイルスは感染しない
上記の理由からモニターからはウイルスは感染しないといってよいでしょう。
中古のモニターからウイルスに感染するのではないかと心配される方もいるようですが、安心していただいて大丈夫です。
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